「アイクリームを使ってみたい!でも、どれを選べばいいか分からない…」という人も多いと思います。
アイクリームは目の周りの美容効果を期待できますが、自分に合ったものを選ばないと、その効果を十分に実感することができません。
これまでアイクリームを「なんとなく」選んでいた人は要注意です。
今回は、アイクリームの失敗しない選び方について紹介します。
目次
目元のシワ・たるみを改善するアイクリームは?
目元にシワやたるみがあると、それだけで老けた印象を与えてしまいます。
目元のシワやたるみを改善するには、どんなアイクリームを選べばいいのでしょうか?
目元のシワ・たるみの原因は?
目元のシワやたるみの原因は、大きく2つに分けることができます。
一つは「肌の乾燥」によるもの、もう一つは「加齢」や「ダメージの蓄積」によるものです。
「通常は気にならないのに、冬になって乾燥すると、目元の小じわやたるみが気になる…」という人は、肌の乾燥が原因です。
空気が乾燥して肌の水分が奪われると、細胞内の水分量が減って肌にハリがなくなります。その結果、シワやたるみが目立ちやすくなるのです。
一方で、「歳とともに、目元のシワやたるみが目立つようになった」という人は、加齢や肌へのダメージの蓄積が原因と考えられます。
肌を内側から支えている「コラーゲン」や「エラスチン」は、年齢とともに減少し、また紫外線のダメージによって破壊されます。
コラーゲンやエラスチンが減少した肌はハリを失ってたるみ、たるんだ皮膚がシワを作ってしまいます。
またこれら二つの要因が重なって、一層老けて見えるケースもあります。
年齢を重ねてたるんだ肌に乾燥が加わると、目元のシワやたるみが余計に目立ってしまうのです。
関連記事: 手遅れになる前に!エイジングケアは何歳から始める?
目元のシワ・たるみには、どんなアイクリームがいい?
目元のシワやたるみが気になる人は、先ほど挙げた2つの原因の内、自分がどちらに当てはまるかを確認してからアイクリームを選びましょう。
「肌の乾燥」が原因と思われる人は、目元をしっかり保湿できるアイクリームを選びましょう。
保湿効果の高いヒアルロン酸や、肌の乾燥を防ぐセラミドが多く配合されたアイクリームがおすすめです。
「加齢」や「ダメージの蓄積」が原因で目元のシワやたるみが気になる方は、肌のハリを取り戻す成分を多く取り入れましょう。
肌を支えるコラーゲンやエラスチン、それらの生成を促すコエンザイムQ10やビタミンC誘導体を多く含むアイクリームがおすすめです。
目のクマ・くすみを改善するアイクリームは?
目元が暗い印象だと、表情まで暗く見えてしまいます。
目のクマやくすみを改善するには、どんなアイクリームが良いのでしょうか?
目のクマ・くすみの原因は?
目のクマやくすみの原因は、「血行不良」「色素沈着」「皮膚のたるみ」などがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
目に青っぽいクマがある時は、目元の血行不良が原因です。
疲れやストレスが溜まって血行が悪くなると、顔全体が青黒くなりますが、目の周りは顔の中でも特に皮膚が薄いため、クマだけが目立ってしまうのです。
青クマを改善するには、目元の血行を良くすることが大切です。
目の周りが全体的に茶色っぽくくすんでいる場合は、色素沈着が原因です。
アイメイクが落とし切れずに残っていたり、目をこするなどの刺激を与えると、目元は茶色にくすみます。
本来肌のくすみは、肌の代謝(=ターンオーバー)によって改善していくものです。
しかし生活習慣の影響などでこの働きが乱れると、くすみが重なって濃いクマになってしまいます。
茶クマを改善するには、目元のターンオーバーを促し、くすみを除去する必要があります。
目の下が黒くなっているクマは、目元の皮膚のたるみが原因です。
たるんだ皮膚がシワやくぼみを作り、その影のせいで黒っぽく見えます。
そのため黒クマを改善するには、目元のたるみケアが必要になります。
関連記事: 疲れ顔と言わせない!タイプ別・目のクマの治し方は?
目のクマ・くすみにはどんなアイクリームがいい?
目のクマやくすみが気になる人は、自分のクマの原因に合った成分を多く取り入れることで、アイクリームの効果をより実感しやすくなります。
血行不良が原因で青クマができている人は、血行を改善するビタミンKが多く配合されたアイクリームを使いましょう。
また目元を温めて優しくマッサージしながらアイクリームを塗ることで、より血行が促進され、青クマを改善しやすくなります。
色素沈着が原因で目元がくすむ茶クマを改善するには、肌のターンオーバーを促す成分を多く取り入れる必要があります。
ビタミンAやビタミンC誘導体には肌のターンオーバーを正常化する働きがあるため、これらが多く含まれるアイクリームを使いましょう。
またハイドロキノンやアルブチンなどの美白成分も、目元のくすみ対策に効果が期待できます。
目元が暗く見える黒クマを改善するには、目元のハリを取り戻し、たるみやくぼみで影ができるのを防ぐ必要があります。
先ほども挙げた、コラーゲンやエラスチン・コエンザイムQ10・ビタミンC誘導体を多く含むアイクリームがおすすめです。
- 青クマ:ビタミンK
- 茶クマ:ビタミンA・ビタミンC誘導体
- 黒クマ:コラーゲン・エラスチン・コエンザイムQ10
アイクリームを選ぶ時の注意点は?
上で説明した通り、アイクリームを選ぶ時は、自分の目元周りの悩みに合った化粧品を選ぶのが大切です。
しかし、それ以外にも注意したい点がいくつかあります。アイクリームを選ぶ時は、何に気を付ければ良いのでしょうか?
1.添加物に要注意
アイクリームを選ぶ際、「保湿成分」や「ハリアップ成分」などの有効成分に注目しがちですが、その裏には多くの添加物が潜んでいます。
化粧品に含まれる添加物には、「香料」や「防腐剤」・「界面活性剤」などがあります。
これらは人体に有害な成分ではないものの、肌に大きな負担をかけることが分かっており、肌荒れの原因にもなります。
「無添加」を謳(うた)った高価なアイクリームがある一方で、安く販売されているアイクリームは、こういった添加物が大量に含まれています。
日本で販売される化粧品には、含まれている全ての成分内容を表記する義務があります。
アイクリームを購入する際は有効成分だけでなく、どんな添加物がどれくらい含まれているのかも確認してください。
2.アレルギーのある人は、事前テストを!
過去に化粧品を使って肌荒れを起こしたことがある人は、特に注意してアイクリームを選ぶ必要があります。
化粧品による肌荒れは、体調や肌の調子がよくない時に、化粧品に含まれる成分が強く作用して起こることが多いようです。
しかしそうでない場合、特定の成分にアレルギー反応が出て肌荒れを起こしている可能性もあります。
目元の皮膚は薄くデリケートで、肌荒れを起こすと悪化しやすいため、より注意が必要です。
手の甲でテストしてから使い始めるなどの工夫をしたり、不安な人は皮膚科で相談してみましょう。
関連記事: 【危険】アイクリームで多い3大トラブルは?
3.使用感にもこだわって
アイクリームを購入するときは、そのテクスチャー(質感)にもこだわってみましょう。
アイクリームにはトロッとして粘り気の強いものから、さらさらした化粧水のようなものまで、色々な種類があります。
乾燥肌の人・オイリー肌の人など、人によって肌になじみやすいテクスチャーは異なります。
すっと伸びやすく、自分の肌になじみやすいアイクリームを選びましょう。
ただし、あまりにもベタベタとして伸びの悪いアイクリームはおすすめできません。
特に保湿効果の高いアイクリームは、油分が多くベタつくものもあり、塗り広げる時、目元に余計な力がかかってしまいます。
目元に余計な力を加えたり、強くこすってしまうと、シワやたるみ・色素沈着の原因となります。
目元に優しく塗り広げられる、さらさらした使用感のアイクリームがおすすめです。
気になるアイクリームを試すには?
ここまで読んで、「色々なアイクリームを試してみたい!」と思った方も多いはず。
ドラックストア等でサンプル商品が並んでいればいいのですが、ネットや正規販売店でしか購入できないアイクリームも多く、全てを一度に比較するのは難しいのが現状です。
では気になるアイクリームを試すには、どうすればいいのでしょうか?
ここでは、色々なアイクリームをお試しする方法を紹介します。
(その1)販売店でお試し
百貨店などの大型ショッピング施設では、多くの化粧品ブランドが販売ブースを構えています。
こちらでは商品を試すだけでなく、美容や化粧品に詳しい販売員から、使い方や選び方のアドバイスをもらうことも可能です。
気になっているアイクリームがある場合は、近くのショッピング施設にそのブランドショップが入っていないか確認してみましょう。
ただし取り扱い商品が多いブランドショップでは、アイクリームを取り扱っていない場合もあります。
事前に問い合わせれば、当日までに準備してもらえるケースもありますので、確実に試したい人はショップに連絡を入れておきましょう。
(その2)サンプルセットを注文
アイクリームの中には、ネットからの注文でしか購入できない物もあります。
「試したこともないのに、高額なアイクリームを買うのは不安…」という人は、その商品のサンプルがないか確認してみましょう。
サンプルセットを注文できるブランドでは、通常の1/3~1/6サイズの商品を格安で購入できます。
1週間から10日で使い切れるミニサイズなので、安心して注文できます。
関連記事: プチプラは効果なし?コスパの良いアイクリームの選び方は?
(その3)全額返金キャンペーンを使う
サンプルセットの販売はないけれど、「効果がなければ全額返金」できるブランドもあります。
返品・返金の際に送料や手数料を取られるケースもありますが、その出費を考えても格安で高価な化粧品を試せるため、オススメです。
ただし、返品・返金にはかなり細かいルールがあり、1つでもクリアできないと応じてもらえない可能性があります。
全額返金キャンペーンを利用してアイクリームを試したい場合は、事前に各店のルールをチェックしておきましょう。
商品名 | メーカー名 | |
---|---|---|
販売店で試せる | リンクルショット メディカルセラム | POLA |
クレームコントゥールデジューn | 資生堂インターナショナル | |
MLアイクリーム | コスメデコルテ | |
トライアルセットがある | 目元ケアトライアルセット | ビーグレン |
エクストラセラム | アテニア | |
リペアアイクリーム | アドバンスト・メディカル・ケア | |
返金保証がある | 目元ケアトライアルセット | 北の達人コーポレーション |
返金保証は、期間限定キャンペーンとして行っているケースが多いようです。
時期によってはキャンペーンが終わっている可能性もありますので、購入の際に確認をお願いします。
以上、目元トラブル別のアイクリームの選び方をご紹介しました。
アイクリームを選ぶ時は、目元トラブルに効果のある成分だけでなく、添加物やテクスチャーにも注目してみてください。
下記では人気のアイクリームを紹介しています。気になる方はこちらもチェックしてください。
- 目元のシワやたるみは、肌の乾燥や加齢、ダメージの蓄積が原因
- 目元のシワやたるみには、保湿成分やハリアップ成分を多く含むアイクリームを選ぶ
- 目のクマやくすみは、血行不良や色素沈着、皮膚のたるみが原因
- 目のクマやくすみの改善には、血行を改善する成分やターンオーバーを促す成分を多く含むアイクリームを選ぶ
- アイクリームを選ぶ時は、テクスチャーや添加物もチェック
- 販売店に出向いたり、サンプルセットや全額返金キャンペーンを利用する