美容外科で目元のクマ・たるみを消す!費用や期間は?

目元のクマ・たるみを消す美容外科

目元のクマを鏡で見るたびに、落ち込む女性は多いはずです。

クマがあると老けて見えるし、人に暗い印象を与えてしまいます。どんなに頑張っても目のクマが消えないと、セルフケアに限界を感じますよね。

 
「自分では治せない!」と思ったら、美容外科で目のクマを消すという手もあります。

でも美容外科手術って、かなり高いイメージがありますよね。それに手術の期間があまりにも長いと、生活に支障が出ます。

 
今回は、目のクマを消す美容外科手術の注意点について、紹介します。

目のクマを消す美容外科手術、どう選ぶ?


一口に「目のクマの美容外科手術」と言っても、実は数多くの選択肢があります。

お手軽に受けられるものから、少し値が張るものまで色々ありますが、どのように選べばいいのでしょうか?

目のクマの原因によって、受けるべき手術が異なる

目のクマは「青クマ」、「茶クマ」、「黒クマ」の3種類に分けられます。

これらの目のクマはそれぞれ原因が異なり、受けるべき美容外科手術も異なります。

 
「青クマ」は目元の血行不良によるもので、目元の薄い皮膚から青黒く変色した血管が透けて見えるのが原因です。

治療法としては目元の血行を改善したり、薄い皮膚に脂肪を注入して、血管が透けないようにする手法がとられます。

 
「茶クマ」は目元をこする、紫外線を浴びるといった刺激によって、目元にメラニンが色素沈着することが原因です。

茶クマを薄くするには、光治療でメラニン色素を破壊したり、ケミカルピーリングで肌のターンオーバーを促進します。

 
「黒クマ」は加齢などで目元がたるむ・くぼむことによって、目元に影ができるのが原因です。

目元の脂肪を切除したり、ヒアルロン酸注入によって目元のたるみ・くぼみをなくす施術が有効です。

予算に合わせて選ぶことも可能

先ほども書いた通り、目のクマを消す美容外科手術には多くの種類があり、かかる費用もピンキリです。

例えば同じ青クマを消す場合でも、1,000円程度で済む施術もあれば、20万円以上かかる手術もあります。

 
美容外科手術は高いものと思われがちですが、方法を選べばかなり安価に済ませることも可能です。

ただし病院によっては安く済む手術を行っていなかったり、高額な手術ばかりを勧めてくる場合もあります。

 
クリニックで相談してから手法を選ぶことも大切ですが、選択肢としてどんな手術があるのか、事前によく確認してから相談に行くのがおすすめです。

関連記事: 疲れ顔と言わせない!タイプ別・目のクマの治し方は?

目の下の青クマを消す美容外手術は?


青クマを消す美容外科手術として一般的なのは、「レーザートーニング」と「脂肪注入」です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

(手術1)レーザートーニング

レーザートーニングとは、肌の真皮層にレーザーを照射する治療法です。

一般的なレーザー治療よりも微弱なレーザーを使うため、痛みや火傷(やけど)などのリスクが少ないのが特徴です。

 
目元の血行が良くなるだけでなく、肌のターンオーバーを改善する効果もあるため、青クマと茶クマのどちらにも効果があります。

また波長の長いレーザーを使うため、皮膚の奥深くまでレーザー光が届き、コラーゲンの生成を助けるなどの美肌効果も期待できます。

 
目の周りだけであれば5分から10分程度で完了する、大変手軽な手術です。

(手術2)脂肪注入

青クマの原因である「目元の血行不良」を改善するほかに、「目元の皮膚を厚くして、血管の色を透けにくくする」という美容外科手術もあります。

脂肪注入では、身体の他の部分から取ってきた脂肪を、目の下の部分に注入します。

 
脂肪が目元に定着すると、皮膚に血管の色が透けにくくなり、冷えやストレスなどで青クマができても、ほとんど目立たなくなります。

青クマを消すのにかかる費用や期間は?

レーザートーニングは、1部位1回あたり500円(両目で1,000円)程度で施術を受けられます。

ダウンタイムもほとんどなく、施術直後からメイクも可能です。

 
ただしレーザートーニングは、効果が長く持つ訳ではありません。

月に1回の頻度で、定期的に通い続ける必要があります。1年通い続けると1万2,000円ほどになります。

 
一方で脂肪注入による青クマの治療は、両目で1回20万円程度が相場です。

脂肪の注入は2~3回に分けて行われることが一般的ですが、定着すれば半永久的に効果が持続します。(2~3回目の施術費用は、1回目の半額程度になります。)

 
レーザートーニングと比較するとかなり高額になるものの、一度手術を受ければ生涯にわたって効果が期待できるため、こちらの手術を選択する人も多くいます。

目元の茶クマを消す美容外手術は?


茶クマを消すには、肌のターンオーバーを改善して、目元に染みついたメラニンを肌の外に押し出す必要があります。

茶クマの改善に効果のある、「ケミカルピーリング」や「光治療」について見ていきましょう。

(手術1)ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、肌に薬剤を塗ることで古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを正常化する治療法です。

古い角質を取り除くと、肌は新しい角質層を作ろうとするため、内側で新しい細胞が生成されます。

 
ターンオーバーが促進して肌が内側から生まれ変わっていくことで、メラニンが染みついた細胞を外に押し出すことができます。

またケミカルピーリングによって古い角質が取り除かれると、肌のくすみも除去されて、肌が明るくなる効果もあります。

関連記事: 目元の茶色いクマが消えない!実はアイメイクが原因かも?

(手術2)光治療

光治療は、顔全体に光を照射することで、茶クマの原因であるメラニンを破壊する治療方法です。

症状によって色々な波長のレーザーを使い分けるレーザー治療と違い、光治療では幅広い波長の光を同時に照射します。

 
茶クマのような色の薄いシミは、レーザー治療のような強い刺激を与えると余計に濃くなってしまう危険性があります。

光治療はレーザー治療と比べて威力が弱いため、茶クマの治療に効果的で、レーザー治療のような強い痛みや火傷(やけど)のリスクもありません。

茶クマを消すのにかかる費用や期間は?

ケミカルピーリングは1回3,000~5,000円と、比較的リーズナブルな施術です。

2~4週間に1回のペースで、茶クマが改善するまで3~5回ほど通います。

 
そのためトータルでは、かかる費用は1~2万円程度、期間は2~5か月程になります。

また光治療は、1回あたり3万円程度が相場です。

 
月に1回のペースで3~4回施術を受けるため、トータルで10~12万円、3~4か月の期間が必要です。

どちらの施術も、茶クマが改善した時点で治療をストップすることができます。 

MEMO
これらの施術は茶クマを予防するものではないため、再び茶クマができた場合は、再度治療を受ける必要があります。

比較的リーズナブルに見えても、何度も繰り返し受けることで高額な出費となる場合があります。

黒クマ・たるみを消す美容外手術は?


黒クマの原因は目元のたるみなので、目元のたるみの改善は黒クマの改善に繋がります。

目元のたるみを改善する美容外科手術には、「下まぶたに脂肪(またはヒアルロン酸)を注入する」、「下まぶたから脂肪を取り除く」という正反対の方法があります。

 
それぞれの施術方法について、詳しく見ていきましょう。

(手術1)下眼瞼脱脂(かがんけんだっし)

下眼瞼脱脂(かがんけんだっし)とは、たるみの原因となっている、目の下側の脂肪を取り除く手術です。

下まぶたに脂肪が溜まってポッコリと膨れていると、そのふくらみが影を作り、黒クマができます。

 
手術ではレーザーやメスで結膜(あっかんべーをしたときに見える、ピンクの粘膜)を切開し、下まぶたの脂肪を切除します。

比較的短時間で終わる上、手術の痕も目立ちません。一度切除してしまえば効果は半永久的に続き、すっきりした目元を長くキープできます。

(手術2)脂肪注入・ヒアルロン酸注入

目の下がくぼんで影になっている場合は、脂肪注入やヒアルロン酸注入が効果的です。

脂肪注入では太ももなどから抽出した脂肪を高濃度に圧縮し、目元のくぼみに注入します。

 
また脂肪注入の代わりに、ヒアルロン酸注入が行われる場合もあります。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、注入してもアレルギー反応などがほとんどなく安全です。

 
シワやたるみを改善する効果もあるため、若々しい目元を目指せます。

参考

目の下の切らないたるみ取り湘南美容クリニック

黒クマを消すのにかかる費用や期間は?

下眼瞼脱脂にかかる費用は、30万円程度です。やや高額ですが、効果は半永久的に持続します。

施術自体は60分程度で済みますが、約1週間のダウンタイムがあります。

 
この期間は下まぶたが腫れる可能性が高く、コンタクトレンズの着用ができないなど、生活に多少の制限が出てきます。

脂肪注入にかかる費用は20万円、ヒアルロン酸注入の場合は1回5,000円程度です。

 
青クマの治療法で紹介した通り、脂肪注入の場合は2~3回に分けて行われることが一般的で、定着すれば半永久的に効果があります。

一方ヒアルロン酸は身体に吸収されやすいため、4~6か月ごとに注入する必要があります。

 
若々しい目元を保つには、1年で1万円~1万5,000円の費用がかかります。

関連記事: 【目のクマ対策】美容外科 VS 化粧品!価格やリスクを比較!

ここまで、目のクマを消す美容外科手術について紹介しました。美容外科手術をお考えの方は参考にしてください。

手術は効果は高いものの、費用もそれなりに掛かります。

 
また思わぬ副作用があったり、生活に支障が出るなど、手術ならではのリスクもあります。できれば、目のクマは作らないのが一番です。

生活習慣やスキンケアの方法を少し見直すだけで、目のクマは簡単に予防できます。

 
目のクマ予防に特におすすめなのがアイクリームで、できてしまった目のクマを改善する効果もあります。

以下ではおすすめのアイクリームを紹介していますので、目のクマにお困りの方は、是非参考にしてみてください。

 

この記事のまとめ

  • 目のクマの美容外科手術は、目のクマの種類によって受けるべき手術が異なる
  • 青クマを消す美容外科手術には、「レーザートーニング」や「脂肪注入」がある
  • 茶クマを消す美容外科手術には、「ケミカルピーリング」や「光治療」がある
  • 黒クマを消す美容外科手術には、「下眼瞼脱脂」や「脂肪注入」がある
  • 一時的なケアとしての手術なら1回1,000円程度~受けられるが、定期的に通い続ける必要がある
  • 半永久的に効果の持つ手術だと、30万円以上のものある