あなたの目元のクマ、相手に疲れた印象を与えていませんか?
そんなことは分かっていても、目のクマを消すのって意外と大変なんですよね。
しつこい目のクマを消すには、化粧品でケアするほかに、美容外科という選択肢もあります。
でも高額な費用や失敗のリスクを考えると、中々決心がつかない人も多いのではないでしょうか。
今回は目のクマを消す方法として、美容外科と化粧品、2つの価格やリスクを徹底比較していきます。
目次
美容外科で目元のクマを消すには?
目元のクマを消す美容外科手術には、手軽にできるものから高額なものまで、色々な種類があります。
しかしどの手段をとっても「手術」であることに変わりはなく、それなりのリスクもついて回ります。
目のクマを消す美容外科について、費用やリスクを見ていきましょう。
目元のクマを消す美容外科は?
目のクマを消す美容外科手術で一般的なのは、「脂肪注入」や「下眼瞼脱脂(かがんけんだっし)」です。
「脂肪注入」はその名の通り、目の下のくぼんだ部分に、身体の他の部位から抽出した脂肪を注入する手術です。
「下眼瞼脱脂」は脂肪注入と反対で、目の下のふくらみを作っている部分の脂肪を抽出します。
脂肪注入や下眼瞼脱脂によって目元の凹凸をなくすと、目の下側が影になってできる「黒クマ」を改善することができます。
また脂肪注入によって目元の皮膚が厚くなると、目元の血管が透けにくくなるため、血行不良が原因の青クマも目立たなくなります。
この他に、目元に色素沈着したメラニンを破壊する「光治療」や、肌にレーザーを照射して、コラーゲンの生成や血行を促す「レーザートーニング」といった手術もあります。
関連記事: 目元のシワを取る美容外科、費用やリスクは?
美容外科による目のクマ対策の費用は?
「脂肪注入」や「下眼瞼脱脂」にかかる費用は、1回あたり20~40万円程度です。
脂肪注入は2、3回に分けて施術が行われることも多く、トータルでは50万円前後かかります。これらの施術は、一度受ければ効果が半永久的に持続します。
一方で「光治療」は1回3万円ほど、「レーザートーニング」は、1回あたり1,000~3,000円程度で受けられます。
これらの施術は目元のクマが改善するまで、約1か月のスパンで3~5回ほど継続して通うのが一般的です。
またできた目のクマを消しているだけなので、脂肪注入や下眼瞼脱脂のような半永久的な効果はありません。
手術が終わった後にまた目のクマができてしまえば、再び手術を受けることになります。
施術内容 | 費用 | |
---|---|---|
脂肪注入 | 目の下のくぼみに脂肪を注入し、黒クマを解消する | 20~40万円(複数回受けるならトータルで50万円程度) |
下眼瞼脱脂(かがんけんだっし) | 目の下のふくらみから脂肪を抽出し黒クマを改善する | |
光治療 | 顔全体にレーザーを照射し、目元に色素沈着したメラニンを破壊する | 3万円程度(3~5回ほど継続) |
レーザートーニング | レーザー照射によって目元の血行を改善し、肌のターンオーバーを助ける | 1,000~3,000円(3~5回ほど継続) |
美容外科による目のクマ対策のリスクは?
比較的安全と言われる目のクマを消す美容外科ですが、「手術」である以上、多少のリスクを伴います。
美容外科のリスクには、以下があります。
(リスク1)費用が高い
上で紹介した以外にも、美容外科によるクマ消しには色々な選択肢があります。
幅があるものの、1回あたり30万円前後の手術が多く、決して安い買い物とは言えません。
レーザートーニングのように、1回1,000円~受けられるリーズナブルな施術もありますが、これらは効果が持続するものではありません。
もし施術後に再び目のクマを作ってしまえば、せっかくのお金と時間が無駄になってしまいます。
美しさを保つにはお金がかかるものですが、必要以上に費用がかさむのは大きなリスクです。
(リスク2)ダウンタイムがある
ダウンタイムとは、手術後に腫れや痛みなどの反応が出たり、日常生活に何らかの支障が出る期間のことです。
期間や症状などは受ける施術によって異なりますが、術後3日~1週間の期間で「腫れや痛みがでる」、「たるみや小じわがでる」などの症状が出ます。
また「コンタクトレンズ禁止」、「入浴・シャワー禁止」、「メイク禁止」などの制約もあるため、日常生活に大きな支障が出る人も多いはずです。
美容外科で目のクマを消す場合、ダウンタイムをやり過ごすだけの時間的な余裕も必要になります。
(リスク3)手術が失敗する可能性
美容外科で最も覚悟しなければならないのが、手術が失敗したときのリスクです。
特に脂肪などを注入・抽出する手術では、「目元の形が不自然になる」、「たるみや小じわができる」といった失敗の可能性が十分にあり得ます。
また結膜炎や感染症を引き起こしたり、手術を受けて5年後、10年後に形が崩れるリスクもあります。
再度手術を受けることで改善する場合もありますが、費用の問題や「また失敗したらどうしよう」という不安から、精神的なストレスにも繋がります。
もちろん手術が成功する可能性は低いですが、高額な費用を払ったからと言って、手術が絶対に成功するという保証はありません。
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化粧品で目元のクマを消すには?
次は目のクマを消す化粧品について、費用とリスクを見ていきましょう。
目のクマに効果的な化粧品は?
アイクリーム
目元のクマに有効な化粧品に、「アイクリーム」があります。
アイクリームは目元専用の化粧品で、目のクマだけでなく、目元の小じわやたるみにも効果があります。
アイクリームには保湿成分やハリアップ成分、肌の代謝を助ける成分が豊富に含まれています。
目元の乾燥を防ぎ、肌のターンオーバーを正常化することで、メラニンが染みついた茶色のクマを改善する効果があります。
また目元の肌を引き締める効果もあるため、目元のたるみが原因の黒クマを改善することも可能です。
アンチエイジング化粧品など
アイクリーム以外では、美白化粧品やアンチエイジングケア専用の化粧品も、目のクマに効果があります。
目元の色素沈着が原因の茶色いクマは、美白化粧品でメラニンの生成を抑えることで、徐々に色を薄くすることができます。
また目元のたるみが原因の黒っぽいクマには、肌のたるみを改善するアンチエイジングケア化粧品が有効です。
ただし目のクマの原因を見誤ってしまうと、いくらスキンケアを続けても、中々目のクマが改善しない可能性もあります。
また複数の原因が重なっている場合もあるため、目元の悩みをトータルで解決できる、アイクリームの使用がおすすめです。
関連記事: プチプラのアイクリームは効果がないって本当?
化粧品での目のクマ対策にかかる費用は?
アイクリームは多くの化粧品メーカーから、幅広い価格帯で販売されています。
安いものでは2,000円程度、高価なものでは3万円以上する商品もあります。
アイクリームは他の化粧品と比較すると、その容量に対して多少割高であることが多いです。
同じシリーズの化粧水や美容液の5分の1~10分の1ほどの容量なのに、価格はほとんど変わらない、という場合もあります。
ただし使う範囲が目の周りだけと限られているため、消費するスピードは他の化粧品と変わりません。
チューブタイプや小瓶に入った状態で売られているものが多く、1本(個)あたり1~2か月で使い切ります。
先ほども書いた通り値段はピンキリですが、平均的なものであれば1か月あたり6,000円程度の出費です。
化粧品での目のクマ対策のリスクは?
美容外科手術と比較すれば重大なリスクはないものの、アイクリームにも多少のリスクはあります。
化粧品で目のクマ対策をする場合のリスクは、以下の通りです。
(リスク1)効果が出るまでに時間がかかる
アイクリームによる目元ケアには、塗ればすぐに目のクマが消えるような即効性はありません。
色素沈着が原因の茶クマなら、肌がメラニンを排出するまでに1~2週間はかかります。
また黒クマの原因である目元のたるみも、毎日丁寧にケアをしても、数日や数週間で劇的に改善することはありません。
美容外科であれば、30~60分の手術で目のクマを消すことも可能ですが、アイクリームなどの化粧品でケアをする場合、改善までにある程度時間がかかることも覚悟する必要があります。
(リスク2)自己流のお手入れは危険
アイクリームで目元のクマを消すには、アイクリームを正しく使うことで、最大限の効果を得ることが重要です。
例えばアイクリームを使う順番を知らなかったり、塗り方を間違えると、せっかくのお手入れが逆効果になる場合もあります。
また目のクマの種類によって、選ぶべきアイクリームは異なりますが、それを知らない場合も効果が半減してしまいます。
美容外科であれば、プロからカウンセリングを受けることで、自分の目のクマについて原因や対策を知ることができます。
しかしアイクリームでセルフケアする場合は、自分で正しい情報を仕入れなければなりません。
(リスク3)効果には限度がある
アイクリームなどの化粧品でケアをしたからと言って、必ずしも目のクマが完全に消える訳ではありません。
特に黒クマの原因である目元のたるみは、元々の顔つきや加齢による筋肉量の変化も大きく関係しています。
もともと涙袋がぷっくりと大きかったり、筋肉の衰えが原因で目の下側がくぼんでしまった場合は、アイクリームだけでは対処しきれません。
「どんなシミでも絶対に消せる化粧品」など存在しないように、アイクリームも万能という訳ではありません。
目元のたるみや色素沈着の度合いによっては、アイクリームだけでは満足のいく結果が得られないこともあります。
美容外科と化粧品、目のクマ対策にオススメなのは?
ここまで、美容外科と化粧品のクマ対策について紹介しました。
改めて両者のメリット・デメリットを比較すると、以下の通りになります。
美容外科 | 化粧品 | |
---|---|---|
メリット | ・即効性がある ・半永久的に効果がある 手術もある ・担当医に相談できる |
・費用が安い ・目のクマを消し、予防にもなる ・目の小じわやたるみにも 効果がある |
デメリット | ・費用が高い ・ダウンタイムがある ・手術が失敗する可能性 |
・効果が出るまでに時間がかかる ・効果に限度がある ・自己流のお手入れは危険 |
普通の目のクマなら、セルフケアで治せる
血行不良が原因の青クマや、メラニンの色素沈着が原因の茶クマなら、アイクリームによるスキンケアで改善できます。
もちろん美容外科で消すことも可能ですが、これは目のクマを予防するものではないため、目のクマができては手術を受けるというサイクルを繰り返すことになります。
アイクリームを使えば、目のクマを徐々に改善するだけでなく、予防することにも繋がります。
美容外科は費用が高く、色々なリスクも付きまといます。それらが心配な人にも、アイクリームはおすすめです。
目のクマの程度によっては、美容外科手術もアリ
目元のたるみや色素沈着の程度がひどく、セルフケアではどうにも解決できないようであれば、美容外科に頼るのも手です。
特に目元のたるみが原因の黒クマの場合は、アイクリームなどでスキンケアするよりも、簡単に解決する場合もあるでしょう。
ただし化粧品でのケアよりも簡単に済むからと言って、気軽に手術を決断するのは危険です。
美容外科のデメリットを十分に理解したうえで、手術を受けるようにしてください。
目のクマ対策は予防が肝心
美容外科と化粧品のどちらで目のクマを消すにしても、目のクマが再びできないように、しっかり予防することが肝心です。
アイクリームで目のクマ対策を行う場合は、目のクマが目立たなくなった後も、継続して使い続けるようにしましょう。
美容外科で目のクマを消す場合も同様で、再び手術を繰り返さなくて済むように、アイクリームなどで目元のケアをしましょう。
ただし術後すぐの期間は、アイクリームを使えない場合もありますので注意してください。
美容外科の担当医に、今後の目元ケアのアドバイスをもらうのも良いでしょう。
以上、美容外科と化粧品の、目のクマ対策について紹介しました。
以下ではおすすめのアイクリームを紹介していますので、アイクリームで目のクマを対策したい人は、是非参考にしてください。
- 目のクマを消す美容外科には「脂肪注入」や「下眼瞼脱脂」があり、費用は20~40万円程度
- 目のクマを消す美容外科は、ダウンタイムや手術の失敗といったリスクがある
- 化粧品で目のクマを消す場合は、アイクリームが効果的
- 化粧品でのクマ対策の効果には限度があり、効果が出るまでに時間もかかる
- 一般的な目のクマなら化粧品で消せるが、程度によっては美容外科が良い場合もある
- 美容外科と化粧品のどちらを選ぶにしても、再び目のクマができないように予防する必要がある