【アイクリーム】目元ケアで本当に必要な成分は何?

目元ケアに必要な成分

目元ケアのために、アイクリームを使っている人は多いと思います。

あなたはそのアイクリームを、どうやって選びましたか?

 
「人気の商品だから大丈夫!」「高い商品なら失敗しないでしょ?」という考えで購入してしまった人は要注意です。

自分に合ったアイクリームを使わないと、せっかく手間をかけてお手入れしても、思い通りの効果が出ないこともあります。

 
アイクリームを選ぶ時は、自分の目元トラブルに効果のある成分が含まれているかをチェックする必要があります。

今回は目元トラブルに効果のある成分について説明します。アイクリームを選ぶ際の参考にしてみてください。

アイクリームの効果が、化粧品によって違う理由とは?


一口にアイクリームと言っても、「乾燥を防ぐ」「目のクマを改善する」「目の下のたるみに効く」など、製品によってその効果は大きく異なります。

自分に合ったアイクリームを見つけるには、どうすればいいのでしょうか?

化粧品によって、成分や効果が異なる

アイクリームには目元を保湿し、目元のクマやシワ・たるみを改善する効果があります。

しかしどの化粧品を選んでも、こういった効果の全てを期待できる訳ではありません。

 
中にはこれらの目元トラブルの全てをカバーできる化粧品もありますが、かなり高価で、手軽に試しづらいです。

手ごろな価格帯なのは、「目元のたるみに効く」「目のクマを改善する」など、特定の目元トラブルに効果のあるアイクリームが一般的です。

関連記事: プチプラは効果なし?コスパの良いアイクリームの選び方は?

自分にぴったりのアイクリームを探すには?

アイクリームは商品によって効果が異なるため、目のクマ対策や小じわ改善など、自分の目的に合ったアイクリームを探すことが大切です。

人気や価格だけを頼りに、なんとなくで購入するのはやめましょう。

 
自分に合ったアイクリームを見つけるには、自分の目元トラブルにはどんな成分が必要かを知る必要があります。

またどの成分にどんな効果があるかを知ることで、似たような商品があった時に、どちらがより自分に合っているのか見極めることもできます。

 
以下では目元トラブルごとの原因や必要な成分を紹介しています。アイクリームを探すときの参考にしてみてください。

目元のシワを改善するには?

 

目じりや目の下にできる細かいシワ。「小じわの原因と言えば乾燥?」と思われがちですが、実はそれだけではありません。

目元のシワの原因は?

目元のシワの原因は、目や皮膚にかかる色々なダメージです。詳しく見てみましょう。

乾燥

目元の皮膚が乾燥すると、肌のキメが乱れて水分が蒸発します。肌内部の水分量が減ると、ハリが失われてシワになるのです。

空気が乾燥していない時でも、外部からの刺激やアレルギー等で肌荒れを起こしてしまうと、肌の乾燥に繋がります。

 
特に目元は、アイメイクやクレンジングで肌に負担を与えやすいため、乾燥によるシワが起こりやすくなります。

紫外線

紫外線には、肌にハリを与えるコラーゲンを傷つけて破壊する作用があります。

コラーゲンが破壊されると肌はハリを保てなくなり、たるんだ皮膚がシワになります。

 
目元の皮膚は薄くデリケートなため、季節を問わず紫外線のダメージを受けやすいのです。

眼精疲労

パソコンやスマホの使い過ぎなどで目を酷使することも、目元のシワの原因になります。

目が疲れると眉間にしわが寄ったり、顔をしかめたような表情になりますが、同様に目じりや目の下にもシワができます。

 
コンタクトの装着やドライアイも、眼精疲労の原因となります。

加齢

年齢を重ねると、肌を支えるコラーゲンや弾力線維のエラスチンの量が減少します。

すると肌の弾力が失われ、シワの原因となるのです。

 
また加齢によって筋肉が衰えると肌のハリが失われ、これも目元のシワの原因となります。

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目元のシワを改善するための成分は?

化粧品で目元のシワを改善するためには、「保湿成分」「肌にハリを与える成分」を意識したスキンケアが必要です。

保湿成分
  • セラミド:保湿効果が高く、乾燥を防ぐバリア機能もある
  • ヒアルロン酸:保水効果が高く安価なため、コストパフォーマンスがよい
  • リビジュア:ヒアルロン酸の2倍の保湿力を持つ
肌にハリを与える成分
  • コラーゲン:肌の真皮層を支える
  • エラスチン:コラーゲン同士を結び付け、肌の弾力を保つ
  • コエンザイムQ10・ビタミンC誘導体:コラーゲンの生成促進
  • 成長因子(グロースファクター):傷んだ肌の再生を促す

目のクマを改善するには?


目の下にできるクマは、疲れている・老けているような印象を与えます。

寝不足や疲れからくるイメージが強く、しっかり休養を取れば治ると思われがちですが、中にはなかなか改善しないクマもあります。

目のクマの原因は?

クマは大きく3種類に分けることができ、それぞれ原因が異なります。

1.青クマ

青っぽいクマは、目の疲れや睡眠不足・ストレスなどが原因です。

血流が悪く老廃物が溜まっている状態で、目の下の毛細血管が透けて見えるため青黒く見えます。

 
このタイプのクマは、目元を温めたり、目の周りを優しくマッサージすることで改善します。

2.茶クマ

茶色のクマは、メラニン色素の沈着が原因です。

メイクやクレンジング、紫外線を浴びたことによるダメージや、落とし切れなかったメイクが色素沈着している可能性もあります。

 
このタイプのクマは、肌の代謝(=ターンオーバー)を促進させることで、徐々に薄くしていくことができます。

3.黒クマ

黒く見えるクマは、目元のたるみやくぼみによる影が原因です。

実際に肌が黒くなっている訳ではないため、たるみやくぼみを改善することで、自然になくなります。

 
目元のたるみケアについては、後ほど詳しく説明します。

目のクマを改善するための成分は?

目のクマを改善するためには、「血行不良を改善する成分」や「肌の代謝を助ける成分」・「美白成分」が必要です。

目のクマ改善する成分
  • ビタミンK:血流を改善し、肌色を良くする
  • ビタミンA・ビタミンC誘導体:肌のターンオーバーを正常化する
  • ハイドロキノン・アルブチン:美白を促す

目元のたるみを改善するには?


目元のたるみは、まぶたや目の下側に出ることが多いようです。

まぶたのたるみは目を小さく見せ、目の下のたるみは老けた印象を与える原因になります。

目元のたるみの原因は?

肌の弾力(はり)の低下

加齢によって肌内部のコラーゲンやエラスチンの量が減少すると、皮膚の弾力が失われ、たるみが生じます。

コラーゲンは加齢で減少するだけでなく、紫外線によって破壊されやすいため、若いころに紫外線を多く浴びていて人は、シワやたるみなどの肌トラブルが早いうちから現れやすくなります。

関連記事: 老けて見える…目の下・まぶたのたるみを解消するには?

筋肉の衰え

筋肉が痩せ衰えてしまうと、筋肉を覆っていた皮膚に余裕ができ、重力でたるんでしまいます。

顔の筋肉は「表情筋」と呼ばれ、あまり使われない部位は加齢に関係なく衰えていきます。

 
40代を超えると筋肉が衰えやすくなり、加齢とともに脂肪も落ちてくるため、余計にたるみが目立ってしまいます。

目元のむくみ

「むくんでいる」とは、身体が余分な水分をため込んでいる状態のことを指します。

むくみは血行不良や、リンパ液の流れが滞ることが原因で起こります。

 
目元がむくむと、重さを増した皮膚が重力によって垂れ下がり、たるんでしまうのです。

MEMO
疲労やストレス・冷えはむくみの原因となるため、目元がむくんでいる場合はこれらの対策をする必要があります。

目元のたるみを改善するための成分は?

目元のたるみを改善するには、「肌にハリを与える成分」と「筋肉を引き締める成分」・「リンパ・血管の働きを改善する成分」を取り入れることがおすすめです。

肌にハリを与える成分
  • コラーゲン:肌の真皮層を支える
  • エラスチン:コラーゲン同士を結び付け、肌の弾力を保つ
  • コエンザイムQ10・ビタミンC誘導体:コラーゲンの生成促進
  • 成長因子(グロースファクター):傷んだ肌の再生を促す
リンパや血管の働きを改善する成分
  • ビタミンB3・ダーマクロレラ(クロレラエキス):リンパの働きを改善する
  • ビタミンE・ヘスペリジン:毛細血管の働きを改善する
筋肉を引き締める成分
  • アセチルコリン:ゆるんだ筋肉を引き締める
  • DMAE(ジメチルアミノエタノール):アセチルコリンの元となる

以上、目元トラブルの原因と、それに効果のある成分について見てきました。

自分に合ったアイクリームを選ぶには、自分の目元トラブルの原因を理解し、それにあった成分を配合している商品を見つけることが大切です。

 
自分に合ったアイクリームで毎日丁寧にお手入れし、若々しい目元を保ちましょう。

 

この記事のまとめ

  • アイクリームは商品ごとに成分や効果が違うため、自分に合ったものを選ぶ
  • 目元のシワは乾燥や紫外線が原因で、保湿成分や肌にハリを与える成分が必要
  • 目のクマは血行不良や色素沈着、目元のたるみなどが原因
  • 目のクマを消すには、血行促進や肌の代謝を助ける成分を取り入れる
  • 目元のたるみは肌の弾力低下が原因で、肌にハリを与える成分を取り入れる