目尻のシワに保湿ケアは間違い?!正しい対処法は?

目尻のシワ,保湿

まだそんな年齢でもないのに、目尻にシワができて、焦っている人はいませんか?

目尻のシワで悩むのは、肌の老化が始まる40代、50代の人だけではありません。

 
10代、20代の人にもできる場合があります。実は目じりのシワの原因は、老化だけではないのです。

しかし、「老化じゃなくて良かった!」なんて油断は禁物です。目じりのシワは一度できてしまうと、中々消えにくくなります。

 
それでは目尻のシワは、どのように対策すれば良いのでしょうか?今回は目尻のシワの原因と、正しい対処法を紹介します。

目尻のシワの原因は?


一口に目じりのシワと言っても、3つに分類できます。

目じりのシワの種類
  1. ちりめんじわ
  2. 表情じわ
  3. 加齢じわ

それぞれでシワができる原因が異なります。以下で詳しく見ていきます。

1.ちりめんじわの原因:乾燥

「ちりめんじわ」とは、肌の乾燥が原因でできる細かいシワのことです。

肌の表面にある角質層が水分を失うと、肌は柔軟性を失います。

 
すると笑った時などに肌が上手く伸縮できず、細かいちりめん状のシワができるのです。

ちりめんじわは目尻だけでなく、目の下側や、口元にもよくできます。

 
空気が乾燥する冬場にできやすく、保湿によって比較的早く改善するのが特徴です。

2.表情じわの原因:表情のクセ

「表情じわ」は、笑った時にできる目じりのシワが、普通の表情に戻っても残っている状態を指します。

「笑いじわ」や「カラスの足跡」と呼ばれるシワも、この表情じわのことです。

 
いつも難しい顔をしている人は眉間にシワができやすいように、目を細めて笑うクセのある人は、目じりにシワができ、それが残りやすくなるのです。

間近で見ないと気付きにくい「ちりめんじわ」と違い、表情じわは目につきやすく、その人の印象を大きく左右します。

3.加齢じわの原因:肌の老化

「加齢じわ」はその名の通り、加齢が原因でできる目じりのシワです。

年齢を重ねると、真皮層で肌を支えている「コラーゲン」や「エラスチン」が減少し、肌がたるんでシワを作るのです。

 
目元は特に皮膚が薄く、真皮層のダメージの影響を受けやすいため、加齢による目尻のシワは深くなりがちです。

表皮で起こるちりめんじわや表情じわと異なり、その奥にある真皮層から深いシワが刻み込まれるため、「真皮じわ」とも呼ばれます。

関連記事: 手遅れになる前に!エイジングケアは何歳から始める?

目尻のシワは、順番に進行する

これらのシワは明確な線引きがある訳ではなく、「ちりめんじわ→表情じわ→加齢じわ」の順に進行していきます。

ちりめんじわを放置していたら表情じわになった、表情じわが深くなって加齢じわになった、というケースはよくあります。

 
そのため「ある日急に加齢じわができた!」ということはなく、ちりめんじわや表情じわを適切にケアすれば、加齢じわを防ぐことができるのです。

参考

的確なケアで若返る! 目元のシワの種類と予防法川崎駅前スキンコスメクリニック

目尻のシワ、スキンケアで解消できる?


目じりのシワを放置していると、どんどん深くなり、目立ってきてしまいます。

手遅れになる前に正しいケアをして、目尻のシワを解消しましょう。

「保湿だけでは不十分」って本当?

目尻のシワは、保湿だけでは解消できないと言われています。

残念ながらこれは事実で、乾燥が原因の「ちりめんじわ」なら保湿で解消するものの、表情じわや加齢じわには効果がありません。

 
表情じわや加齢じわは、肌のハリ不足が原因です。

真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少して肌がたるんでいるため、どれだけ水分を送り込んでも、シワは元に戻らないのです。

 
また先ほども書いた通り、ちりめんじわ は表情じわの前段階の状態です。

保湿だけで改善したからと言ってその後のケアを怠ると、深いしわができる原因になります。

目尻のシワ対策に効果的な成分は?

「表情じわ」や「加齢じわ」を解消するためには、コラーゲンやエラスチンを肌に送り込んで、真皮層から肌を持ち上げる必要があります。

ただしこれらの成分は、そのままでは分子が大きすぎるため、肌の真皮層まで浸透していきません。

 
そのため化粧品を選ぶ際は、分子を小さくするなど吸収しやすい形に工夫しているものを選ぶ必要があります。

また同じく重要なのが、「コラーゲンの生成を助ける成分」です。

 
レチノールやビタミンC誘導体は、コラーゲンやエラスチンの生成を促進するため、目じりのシワ対策に効果的です。

関連記事: その方法、本当に合ってる?化粧品の正しい使い方をおさらい!

目尻のシワに効く化粧品は?

あまり気にしない人も多いかもしれませんが、化粧品は種類によって、主な目的とする美容効果に違いがあります。

ドラッグストアなどで安く購入できる化粧品は、保湿成分を中心に配合しています。

 
また美白成分を多く含んでいるものや、シミ・くすみ対策をメインにした化粧品もあります。

シワやたるみを改善したいのであれば、一般的な保湿化粧品ではなく、アンチエイジング化粧品を使いましょう。

 
アンチエイジング化粧品には、加齢による肌の衰えをカバーする成分が豊富に含まれています。

ただしアンチエイジング化粧品は、かなり高額である場合がほとんどです。

 
また、人によって効果の有無が分かれる場合もあり、決して気軽に購入できるものではありません。

もしアンチエイジング化粧品に手を出しにくい場合は、目元専用の化粧品「アイクリーム」がオススメです。

 
アイクリームも商品によって効果が異なりますが、目じりのシワやたるみに効果のある商品も多くあります。

一般的な化粧品と比べると割高に感じますが、アンチエイジングケアの化粧品と比べればそれほど高価でもありません。

 
アンチエイジング化粧品を使うのはまだ早いという人でも、年齢が出やすい目元だけは丁寧にケアをしたい、という場合にぴったりです。
 

目尻のシワ対策、正しい方法は?


目じりのシワ対策には、肌のハリを作る成分を多く取り入れることが重要です。

そのためにはアイクリームでのケアがオススメですが、その際に気を付けたい点がいくつかあります。

「ちりめんじわ」なら、アイクリームはいらない?

ちりめんじわは目元の乾燥が原因なので、化粧水や乳液のケアで解消できることが多いです。

しかし肌が乾燥しやすく、何度も繰り返しちりめんじわを作ってしまうと、目じりにシワの跡が残りやすくなります。

 
これを放置すると、表情じわや加齢じわに繋がります。

そのため「目元が乾燥してから保湿」を繰り返すのではなく、「乾燥しにくい目元を作る」ことが重要です。

 
一般的な化粧品では、どうしても目の周りのケアを怠りがちになります。アイクリームを使って、目元のケアを重点的に行うことがオススメです。

アイクリームはどう選ぶ?

先ほども紹介した通り、アイクリームは商品によって期待できる効果が異なります。

アイクリームには色々な価格帯の商品がありますが、安いアイクリームの場合、保湿成分がメインになっている場合がほとんどです。

 
表情じわや加齢じわの対策を考えると、保湿成分メインのアイクリームでは不十分です。

目元の小じわやたるみケアに特化したアイクリームがありますので、そちらを選ぶようにしましょう。

MEMO
またアイクリームを購入する際は、成分表示にも注目してください。

コラーゲンやエラスチンが肌に浸透しやすい形になっているか、余計な添加物が含まれていないか、などを確認しましょう。

関連記事: 【アイクリーム】目元ケアで本当に必要な成分は何?

早めのケアが一番大切!

アイクリームには目尻のシワを改善する効果がありますが、加齢じわのように深く刻み込まれたシワは、改善までにかなり時間がかかります。

また毎日丁寧にお手入れしたとしても、深いシワを100%元に戻すのは難しいため、美容整形などに頼るほかなくなってしまいます。

 
こうならないためには、早いうちから目元ケアを始めることが重要です。

まだ浅いシワならアイクリームで十分ケアできますので、シワが深くなって手に負えなくなる前に、早めに対策を始めましょう。

 
以上、目じりのシワの原因と、その対処法について紹介しました。

目元は年齢が出やすいため、対策が遅れたり間違ったケアをしていると、どんどん老けて見られてしまいます。

 
正しい方法を学び、できるだけ早くから対策していきましょう。

以下では、目尻のシワやたるみに効果のあるアイクリームを紹介しています。人気のアイクリームを試してみたい方は、参考にしてみてください。

 

この記事のまとめ

  • 目尻のシワは、乾燥や表情のクセ、肌の老化が原因
  • 目尻のシワは、ちりめんじわ→表情じわ→加齢じわの順に進行する
  • コラーゲンやエラスチン、それらの生成を助ける成分を取り入れる
  • アイクリームは、目尻のシワやたるみに効果があるかを確認してから購入する
  • 深いしわになる前に、早めに目元ケアを始めることが重要