プチプラのアイクリームは効果がないって本当?

安いアイクリームは効果がない?

毎日使うアイクリームだから、安くても効果のあるものを見つけたいですよね。

でも、「安いアイクリームは効果がない」という噂がありますが、これは本当なのでしょうか?

 
そもそも高価なアイクリームとプチプラのアイクリームには、どのような違いがあるのでしょうか?

今回は両者のアイクリームの違いと、プチプラのアイクリームを買う時の注意点を紹介します。

高価なアイクリームと何が違うの?


プチプラのアイクリームと高価なアイクリームは、以下の点が異なります。

(その1)含まれる成分の違い

アイクリームには色々な美容成分が含まれています。

例えば保湿成分だけでも、セラミドやヒアルロン酸・リビジュア・トレハロース・尿酸・グリセリンなどがあり、それぞれが異なるアプローチで肌を保湿します。

 
実は美容成分にも、高価な成分とそうでない成分があります。

高価な成分をふんだんに使ったアイクリームは、当然その価格も跳ね上がります。

 
高価な成分が必ずしも美容効果が高い訳ではありませんが、こだわり抜いた高価な成分をふんだんに使ったアイクリームは多くあります。

(その2)オールケアと特化型の違い

プチプラのアイクリームは、「目のクマを改善できる」「目元のシワをなくす」といった、特定の目元の悩みに特化した商品が多いです。

一方で高価なアイクリームは、「目元ケアはこれ1本でOK」といった、目元の悩み全てに対応できる商品が多くあります。

 
目のクマやシワ・たるみなどを全て解消するには、それだけ多種類の美容成分を配合する必要があります。

そのため、「クマに効く成分だけ」「シワを消す成分だけ」といったアイクリームに比べて高額になるのです。

関連記事: 【アイクリーム】目元ケアで本当に必要な成分は何?

(その3)添加物の違い

化粧品に含まれる添加物とは、「香料」や「防腐剤」・「界面活性剤」などのことで、化粧品の品質を安定させたり、雑菌の繁殖を抑えるために使用されます。

化粧品に含まれる添加物は肌に負担をかけるため、肌荒れなどの原因になります。

 
安価な化粧品は、こういった添加物が多く含まれている傾向があります。

一方で高価なアイクリームでは、添加物が含まれていない(=無添加)、または極力少なくしているケースが多いです。

MEMO
無添加のアイクリームは製造工程が複雑になり、また日持ちしないため大量生産ができません。このため、無添加の化粧品は高価なものが多くなります。

(その4)ブランド名が付くから高い場合

有名な化粧品ブランドのアイクリームは、どれも見ても1万円を超える高額なものばかりです。

たとえ全く同じ成分・製法で作られたアイクリームだとしても、ブランド名が付くだけで数段、価格が高くなります。

 
こういった化粧品ブランドに対して、「高い化粧品だから、きっと効果があるのだろう」と信頼している人も多いでしょう。

メーカー側からすれば、「信頼されているブランドだから、多少高くても買ってもらえるだろう」という安心感もあります。

 
こういった相乗効果もあり、有名ブランドの化粧品は非常に高額になるのです。

「プチプラのアイクリームは効果がない」はウソ!

ここまで見てきたように、プチプラのアイクリームは高価な商品と比べて品質は劣るものの、決して「効果がない」訳ではありません。

いつものお手入れにプチプラのアイクリームを上手に取り入れれば、しっかりと目元のケアをすることができます。

 
ただしプチプラのアイクリームを選ぶ場合には、いくつか注意すべき点もあります。以下で詳しく見ていきましょう。

プチプラのアイクリームがおすすめの人は?


高価なアイクリームと比較して劣る面があっても、安いアイクリームだからと言って、全く効果がない訳ではありません。

プチプラのアイクリームは、以下のような人におすすめです。

(1)特定の症状だけを改善したい人

高価なアイクリームなら、目元のトータルケアができます。

しかし、「まだその必要はない」「シワやクマなど、特定の悩みだけ改善できればいい」のであれば、それに特化したプチプラのアイクリームで十分です。

 
ただし目元のエイジングケアは、対策よりも予防が大事です。

「そろそろかな?」と思ったら、少し高めのアイクリームでエイジングケアを始めてみましょう。

関連記事: 手遅れになる前に!エイジングケアは何歳から始める?

(2)すでに高価な化粧品を使っている人

今使っている化粧水や乳液・美容液に、シワやたるみを予防する効果がある場合は、わざわざ高価なアイクリームを買う必要はないでしょう。

肌が美容成分を受容できる量は限られていますので、同じ成分を必要以上に送り込む必要はありません。

 
それを踏まえたうえで、「この成分は持っている化粧品に含まれていないから、追加で取り入れたい」「クマだけは今の化粧品でカバーできないから、別でケアしたい」という事であれば、それに特化したアイクリームを取り入れてみてください。

(3)予防としてアイクリームを使い始めたい人

「今のところ、目元に悩みはないかな?」という人は、プチプラのアイクリームからケアを始めてみましょう。

アイクリームには色々なテクスチャーや使い心地の商品があります。自分のお気に入りが見つかるまでは、プチプラの商品で色々なアイクリームを試してみてください。

 
また高額なアイクリームでも、「お試しセット」として安く購入できる場合もあるので、そちらもチェックしてみましょう。

(4)たっぷり惜しみなく使いたい人

「高価なアイクリームを買ってしまうと、もったいなくて使えない」という人にも、プチプラのアイクリームがおすすめです。

アイクリームを使うときは、目元にたっぷりと塗り込むことが大切です。

 
もったいぶって少しずつ塗ってしまうと、塗り広げる時、目元の皮膚に余計な力が加わり、シワやたるみの原因となります。

せっかく高いアイクリームを使っても、これでは逆効果になってしまいますね。

 
またアイクリームのケアは、毎日継続して行うことが大切です。

「毎日使うには高すぎる!」というアイクリームより、「毎日思う存分使える」アイクリームを選んでください。

プチプラのアイクリームを選ぶ時の注意点は?


自分に合ったアイクリームを安く購入できるなら、それに越したことはありません。

しかし安いアイクリームを選ぶ際は、以下の点に注意が必要です。

容量が極端に少ない

価格だけを見て、「他の商品より安い!」という理由でアイクリームを選ぶのは危険です。

アイクリームは1本あたり10~20gの商品が多いものの、中にはかなり少ない容量で販売している商品もあります。

 
1本あたりの価格は安くても、短い期間に何度も買い足す必要があり、結局は高くついてしまう可能性もあります。

特にネットで購入する場合は、サイズ感が分かりにくい場合もあるため、しっかり確認してから購入しましょう。

関連記事: 【危険】アイクリームで多い3大トラブルは?

敏感肌の人は要注意

今まで化粧品を使って肌荒れを起こしたことがある人は、化粧品に含まれる添加物が原因かもしれません。

プチプラのアイクリームには、防腐剤や界面活性剤などの添加物が多く使われているため注意が必要です。

 
化粧品で肌荒れを起こしたことがない人も、油断は禁物です。

顔に対しては大丈夫でも、デリケートな目元の皮膚に添加物を多く使ってしまうと、少しの刺激で赤みや痒(かゆ)みが出てしまう可能性があります。

 
少しでも不安がある人は、プチプラのアイクリームは使わない方が無難です。多少高くても無添加のアイクリームを選びましょう。

もしプチプラのアイクリームを使う場合は、腕の内側などでパッチテストをしてから、目元に使うようにしてください。

 
以上、プチプラのアイクリームと高価なアイクリームの違いや、選び方の注意点をご紹介しました。

自分の目的に合った商品を選べば、プチプラだからと言って全く効果がない、という事はありません。

 
以下では人気のアイクリームを紹介しています。

色々な価格帯の商品を比較していますので、興味のある方はチェックしてください。

 

この記事のまとめ

  • 成分や添加物にこだわっている、オールケアができるアイクリームは価格が高い
  • 特定の症状を改善したい人、他に高価な化粧品を使っている人は、プチプラのアイクリームがおすすめ
  • 目元ケアは継続が大切なので、毎日使い続けられる価格のアイクリームを買う
  • 「安いけど量が少ない」アイクリームに注意
  • 敏感肌の人は、無添加のアイクリームを選ぶと良い