目元の茶色いクマが消えない!実はアイメイクが原因かも?

アイメイクが原因のクマ

目元に茶色いクマができると、疲れた顔に見えますよね。

茶クマを隠すためにアイメイクを多用している女性も多いはずです。ですが実は、その茶クマはアイメイクが原因かもしれません。

 
なぜアイメイクが原因で、茶クマができてしまうのでしょうか?また茶クマをなくすには、どうすれば良いのでしょうか?

今回は茶クマとアイメイクの関係について見ていきましょう。

アイメイクが原因で茶クマができるのはなぜ?


目元をキレイに見せるためのアイメイクなのに、それがクマの原因になってしまっては本末転倒ですね。

なぜアイメイクは、茶クマの原因になるのでしょうか?

原因はアイメイクの「落とし残し」

茶クマができる原因の1つに、「活性酸素」があります。

活性酸素とは、物質を酸化させる力の強い酸素のことで、食べ物や化粧品が傷んで酸化すると発生します。

 
肌は活性酸素の刺激を受けると、シミの元であるメラニンを作り出し、肌を守ろうとします。

そのためアイメイクをきちんと落とし切らないと、目元の皮膚に活性酸素が発生してメラニンを誘発し、茶クマとなるのです。

クレンジングのこすり過ぎにも注意

クレンジングで目元を強くこする事も、茶クマの原因になります。

目元をこすることで皮膚がダメージを受けると、細胞を守ろうとする働きによりメラニンが作られ、肌が茶色く変色します。

 
特にシートタイプのメイク落としを使っている場合は、アイメイクを落とす際に目元にかかる摩擦が強くなるため、茶クマができやすくなります。

メラニンの蓄積で目のクマが濃くなる

アイメイクの落とし残しや、クレンジングのこすり過ぎが原因で茶クマができても、健康な肌であれば数日で改善していきます。

健康な肌は内側からどんどん新しい細胞を作っていくため(これをターンオーバーと言います)、メラニンを含んだ古い細胞は外へ押し出され、目のクマも薄くなっていきます。

 
しかし肌のターンオーバーが乱れると、肌の細胞が入れ替わらないためメラニンがいつまでも残ります。

そのため「目のクマが中々治らない」、「どんどん濃くなってしまう」ということが起きるのです。

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アイメイクで茶クマができてしまったら?


アイメイクの落とし残しやクレンジングの摩擦(まさつ)による茶クマは、ターンオーバーによってメラニンが排出されることで、時間が経てば自然に改善します。

もし「茶クマが中々消えない」、「濃くなっている」という場合は、目元のターンオーバーが乱れている可能性があります。

ターンオーバーが乱れる原因は?

健康な肌のターンオーバーのサイクルは、28日~45日程度です。

年齢を重ねて肌が老化するとこの周期が長くなり、シミが目立ったり、傷が治りにくくなります。

 
加齢以外にも、肌の乾燥や紫外線による刺激、ストレス、睡眠不足、バランスの悪い食生活なども、ターンオーバーが遅れる原因になります。

ターンオーバーが乱れると、目のクマが治りにくいだけでなく、くすみや肌荒れなどのトラブルも引き起こしやすくなります。

ターンオーバーを促すには?

茶クマを薄くするためには、ターンオーバーの周期を正常化して、メラニンを含む細胞を肌の外に押し出す必要があります。

規則正しい生活やバランスの良い食事を心掛けるのはもちろん、保湿や紫外線対策など、適切なスキンケアも重要です。

 
特におすすめなのが、「軽く汗をかく程度の運動」です。

運動をして血行が良くなると、細胞の働きが活発になり、ターンオーバーが促されます。また汗をかくことで老廃物が排出され、肌のくすみが改善する効果もあります。

MEMO
スキンケアでターンオーバーを促す場合は、ピーリングジェルを使って余分な角質を除去することも有効です。

ただし強くこすり過ぎて肌を傷つけては逆効果なので、十分丁寧に行ってください。

美白化粧品は効果なし?

「美白化粧水は、目のクマには効果がない」という書き込みをネットでを見かけることがありますが、これは本当でしょうか?

美白化粧品に含まれる成分には、アルブチンやプラセンタエキス、ビタミンC誘導体などがあります。

 
これらの成分は「メラニンが生成されるのを防ぐ」効果がありますが、「メラニンを漂白する」作用はありません。

「美白化粧水で目のクマは消えない」と言われるのはこのためです。

 
しかし美白化粧水で肌が保湿されれば、自然とターンオーバーが促進されるため、できてしまった目のクマも徐々に薄くなっていきます。

新たにメラニンが生成されるのを防ぐことができるため、ケアを続けていけば目のクマを改善・予防することができます。

 
「美白化粧水を使えばすぐに目のクマを消せる」という訳ではありませんが、目のクマ対策として美白化粧水を使うことは、決して間違いではありません。

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目元の茶クマを防ぐには?


一旦茶クマができてしまうと、ターンオーバーによってメラニンが排出されるまで、かなりの時間がかかります。

コンシーラーなどの化粧品で隠すこともできますが、メイクを重ねすぎるのも肌にとっては負担になるため、できるだけ避けたいですね。

 
目元の茶クマを予防するには、何に気を付ければ良いのでしょうか?

丁寧なクレンジング

クレンジングで目元を強くこする事はご法度ですが、中途半端なクレンジングでアイメイクが残ってしまうのも問題です。

これらが茶クマの原因になるのは、先ほど説明した通りです。

 
アイメイクのクレンジングは、こすらなくてもスルッと落とせるものを選びましょう。

シートタイプのメイク落としや、コットンに染み込ませて使うタイプのクレンジングオイルでは、どうしても目元を強くこすってしまいます。

 
直接手に取って目元になじませ、洗顔で洗い流すタイプのものがおすすめです。

またメイクが落ちにくいクレンジング剤を使っていると、必要以上に肌をこすってしまいます。

 
化粧品とクレンジング剤の相性が悪い場合もあるため、使っている化粧品と同じメーカーのクレンジング剤を使うようにしましょう。

ウォータープルーフなど落ちにくい化粧品を使っている場合は、アイメイク専用のリムーバーを使ってください。

紫外線を避ける

メイクの落とし残しやクレンジングによる刺激だけでなく、紫外線も茶クマの原因となります。

日差しが強い夏場しか紫外線対策をしない人も多いかもしれませんが、実は肌が乾燥しやすい冬も、紫外線の刺激を受けやすくなります。

 
日焼け止めやUVカット効果のある化粧下地を使って、目元の紫外線対策を万全にしましょう。

ただし効き目の強い日焼け止めは、肌の負担になる事もあります。

 
敏感肌の人は、肌に優しいタイプの日焼け止めを使うようにしてください。

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刺激に負けない肌を作る

メイク残しやクレンジング、紫外線による刺激は、どれだけ気を付けていても完全に避けることはできません。

適切なスキンケアで肌を健康に保っていれば、メラニンが生成されてもすぐに排出することができます。

 
肌のターンオーバーを正常に保つには、十分な保湿が重要です。

肌が乾燥してキメが乱れると、肌のバリア機能が失われて外部からの刺激に敏感になってしまいます。

 
保湿力の高い化粧品で、まぶたや目の下側もしっかり保湿しましょう。

目元の乾燥が特に気になる場合は、アイクリームを併用することもおすすめです。

 
またスキンケアだけでなく、規則正しい生活やバランスの良い食事も心掛けてください。

 
以上、アイメイクが原因の茶クマと、その対処法について紹介しました。

以下では茶クマの予防・改善にも効果のあるアイクリームを紹介しています。興味のある方は参考にしてみてください。

 

この記事のまとめ

  • 目元の茶クマは、アイメイクの落とし残しやクレンジングの刺激が原因
  • 目元のターンオーバーが乱れるとメラニンが蓄積し、茶クマが濃くなる
  • 肌のターンオーバーが乱れる原因は、乾燥や紫外線、ストレス、睡眠不足など
  • 軽い運動やピーリングジェルは、肌のターンオーバーを促す
  • アイメイクや紫外線などの刺激を避け、肌を十分に保湿すること