目元の乾燥や小じわ・クマなどが気になると、「特別なケアが必要?」と悩んでしまいますね。
スキンケアと一緒に目元をマッサージをしたり、ナイトクリームを特にしっかり塗り込んでいる人もいるのではないでしょうか?
目元ケア専用の化粧品には「アイクリーム」がありますが、他の化粧品と何が違うのでしょうか?
今回は、アイクリームとナイトクリームの違いを比較していきます。
目次
アイクリームとは?
アイクリームは顔の中でも特にデリケートな目元をケアするための、目元専用の化粧品です。
目の周りは顔の中でも皮膚が特に薄く、乾燥や紫外線などのダメージを受けやすいため、特別なケアが必要になります。
アイクリームにはどんな成分が含まれており、どのような効果があるのでしょうか?
アイクリームの成分は?
アイクリームに含まれる成分は、商品ごとに大きく異なります。ここでは人気のアイクリームの、代表的な成分を見ていきましょう。
アイクリームに含まれる成分とその効果
- セイヨウキズタエキス/コメヌカ油:まぶたのハリを作る
- アロエエキス/シトルリン:目の下の老廃物を流す
- マイオキシノール:目元のこわばりをほぐす
- 水溶性有機ゲルマニウム/ヒアルロン酸/ローヤルゼリー:美肌効果
- レチノール誘導体:目元に弾力とハリを与える
- オトギリソウエキス/モモ葉エキス:保湿し皮膚を柔らかくする
- DMAE(ジメチルエタノールアミン):肌を引き締める
- カルノシン:肌の老化を防ぐ
アイクリームには、「肌を保湿する成分」と「ハリを作る成分」が含まれていることが一般的です。
これに加えて、「老廃物を流してクマを改善する」「肌を引き締めてたるみを改善する」など、美肌改善の成分が含まれています。
関連記事: 【アイクリーム】目元ケアで本当に必要な成分は何?
アイクリームの効果は?
アイクリームの効果には、次のようなものが挙げられます。
・目元の乾燥を防ぐ
・目のクマを改善する
・目の下や目じりのシワを目立たなくする
・まぶたや目の下のたるみを改善する
アイクリームは乾燥や小じわ・たるみだけでなく、目元のクマにも効果があります。
目元のクマは血行不良や色素沈着・皮膚のたるみで目の下が暗く見えることが原因です。
商品によってどの原因にアプローチできるかは異なります。
自分に合ったアイクリームを選ぶことで、有効な成分をお肌に届けることができるため、しっかりと効果を実感できることが多いようです。
ただし、「まぶたが腫れぼったい」「眠そうな目」を改善するためにアイクリームを使う人もいますが、この場合は注意が必要です。
こういった症状は目元のむくみが原因ですが、これを改善できるアイクリームは多くありません。
ナイトクリームはどんな商品?
「ナイトクリーム」はその名の通り、夜のスキンケア専用の化粧品です。
昼間に使う「デイクリーム」はさっぱりとした使い心地でUVケアができるものが多いのに対し、ナイトクリームはしっとりと濃厚で、保湿成分や肌のダメージを修復する成分が多く含まれています。
アイクリームとの違いを比較するために、ナイトクリームの成分についても詳しく見ていきましょう。
ナイトクリームの成分は?
以下は、先ほど挙げたアイクリームと同じメーカーのナイトクリームです。成分を確認してみましょう。
ナイトクリームに含まれる成分とその効果
- 肌を整える保湿成分 シグナルペプチド/ミッドナイトリリースカプセルW/酵母エキス
- ハリを与える ミッドナイトシールドヴェール
- 肌を柔らかくする トレハロース・アミノ酸複合体
- 「肌リズム」を整える テトラペプチド-26/ネムノキ樹皮エキス/グリセリン
- コラーゲン産生に関わる ダイズペプチド/オウレン根エキス/ヘリクリスムストエカスエキス
- 肌を整える保湿成分 シアバター/ホホバ油
- ハリを与える 医療用コラーゲン/パルミチン酸レチノール
- 肌を引き締める DMAE(ジメチルエタノールアミン)
ナイトリームには、「肌を保湿し、キメを整える成分」と「肌にハリを与える成分」が含まれています。
エイジングケアができる商品なら「たるみを改善する成分」、美白に特化した商品なら「シミ・くすみを薄くする成分」が含まれます。
関連記事: 手遅れになる前に!エイジングケアは何歳から始める?
ナイトクリームの効果は?
ナイトクリームには、以下のような効果があります。
・肌を保湿する
・肌を柔らかくする
・ハリを与えシワやたるみを改善する
・肌の代謝を助けて美白を促す
ナイトクリームには、昼間に受けた紫外線や乾燥などのダメージから、肌を修復する働きがあります。
肌を保湿してハリを与えることでシワを改善し、肌のキメを整えます。
保湿がメインのものだけでなく、リフトアップや美白効果の高いもの、肌質改善ができるものなど色々な種類があります。
以上、アイクリームとナイトクリームの成分・効果について見てきました。この2つを比較したのが以下の表です。
アイクリーム | ナイトクリーム | |
---|---|---|
価格 | 3,000~25,000円 | 5,000~20,000円 |
利用範囲 | まぶた、目尻、目の下 | 顔全体(目元への利用も可能) |
効果 | ・目元の乾燥を防ぐ ・目のクマを改善する ・目元のしわを改善する ・まぶたや目の下のたるみを改善する |
・肌を保湿する ・肌を柔らかくする ・ハリを与え、シワやたるみを改善する ・肌の代謝を助け、美白を促す |
アイクリームの方が、価格帯に幅があることが分かります。
またアイクリームが目の周りのケアなのに対し、ナイトクリームは顔全体へのスキンケアで使われることが多いです。
アイクリームは本当に必要?
アイクリームとナイトクリームを比較すると、成分こそ異なるものの、「保湿して乾燥を防ぐ」「ハリを与えてシワを改善する」といった効果は共通しています。
目元のケアをしたい場合、アイクリームの代わりにナイトクリームを使っても良いのでしょうか?
ナイトクリームで代用できる?
「アイクリームは使っていないけれど、目元にナイトクリームを入念に塗り込んでいる」という人も多いと思います。
ナイトクリームには保湿やシワを改善する効果がありますので、目元の乾燥やシワが気になる人は、ナイトクリームを代用しても効果を期待できるはずです。
ただしアイクリームは軽い使い心地のものが多いのに対して、ナイトクリームは濃密なテクスチャーのものが多いので注意が必要です。
「少しベタつくくらいの方が、色んな成分が凝縮されていていいのでは?」と思いがちですが、実はそうではありません。
濃密で伸びにくいクリームは、目の周りに塗るときに余計な力がかかります。
目元の皮膚は薄くデリケートなため、強くこすったり刺激を与えると、シワやたるみの原因になります。
ナイトクリームで目元ケアをするときは、伸びの良いクリームを選んで優しく塗り込む必要があります。
関連記事: 【効果を高める!】アイクリームの塗り方は?順番・タイミングを解説!
アイクリームを使った方が良い人は?
ナイトクリームは乾燥やシワの対策が主な目的となりますが、アイクリームは目元特有の症状に特化したケアができます。
クマやまぶた・目の下のたるみなどの症状に悩んでいる人は、アイクリームを使うことをおすすめします。
また「顔のシワはそれほど気にならないけど、目元だけ気になる…」という人もいるはず。
「高価なナイトクリームはまだ早いかな?」という人にも、アイクリームがおすすめです。年齢が出やすい目元だけは、特別なケアをしてあげましょう。
- アイクリームには目元のクマや小じわ・たるみを改善する効果がある
- ナイトクリームには肌を柔らかくしたり、ハリを与えてシワを改善する効果がある
- アイクリームの代わりにナイトクリームを利用することはできるが、こすりすぎないなどの注意が必要
- 目元のたるみやクマなど、目元特有の肌トラブルがある人は、アイクリームを使うのがおすすめ